たばこは、体にいろいろと害を与えますが、目でも障害を引き起こします。
特に、疫学調査で明らかになっているものとしては、白内障と黄班変性症と呼ばれる疾患があります。
白内障とは、目のピント合わせの機能を司る水晶体が濁る病気です。治療は、手術により、混濁した水晶体を摘出し、人工水晶体を挿入する方法が一般的です。
黄班というのは、人の網膜の中心部で視力が決まるところです。この部分が変性して黄斑変性症になると、中心部の視力が大幅に低下します。いろいろな治療法が試みられていますが、あまり有効なものはありません。