診療内容

⭐️当院の小児眼科の取り組み

子供は成長に伴い見る力が月齢で異なります。例えば生後すぐの赤ちゃんの視力は、明るさが分かる程度と考えられています。子供は目を使ってモノを見ることで、徐々に視力が発達していきます。6歳を過ぎると大人と変わらない視力にまで成長します。0歳から小学校入学までの時期に、ピントがあった状態でモノを見ることで視力を成長させることが重要です。それができないと視力が発達せずに十分な視力が得られない弱視となってしまいます。

川崎眼科と美原つつじ眼科では、お子さんの目の病気を診察するだけでなく、成長に応じた視力の発達を獲得できているかをしっかりと確認しています。お子さんの眼に関して、気になることがあれば当眼科にお気軽にご相談ください。

当院では、国家資格を持った8人の常勤視能訓練士が勤務しております。遠視、斜視、弱視などの疾患がある場合もお子様がスムーズに検査できるよう対応しております。特殊な検査が必要な時には特別枠を予約にて対応するなど,きめ細かな配慮をしています。弱視眼鏡矯正、遠視眼鏡矯正のみならずコンタクトレンズを用いるというノウハウも駆使して様々な治療のオプションも可能にしております。

⭐️学校検診

学校検診の視力検査で視力低下を指摘されて学校から眼科受診書類をもらうことがあります。学校での検査はスクリーニングとして行う簡易的なものです。子供さんのやる気や体調で視力が出ないことがあります。学校での視力はA、B、C、Dの4段階で評価されるのみで、弱視、近視、遠視、乱視、その他の眼科疾患については判断できません。学校検診は眼科診療の代わりでは無く、子供さんの目に異常があるかもしれないと、保護者に連絡しているに過ぎません。
子供さんの視力低下の原因の9割以上は近視とのデータがあります。以前とは異なり、近視は早期発見早期治療が世界的にスタンダードとなってきました。また、子供さんは視力に異常があっても気にしないことがほとんどで、治療が必要な病気があっても大人とは異なり自分から話してくれません。もし学校検診で眼科受診の書類をもらったら、眼科受診を必ずしていただきますようようお願いします。(学校検診 近視 遠視 弱視 乱視)

⭐️近視

近視進行の主な要因として、環境と遺伝が挙げられています。

環境要因としては勉強、テレビ、スマートフォンなどのデジタルデバイスの普及が関与します。長時間、至近距離を見続けると近視進行は早まります。特に動くものを至近距離で追い続けるスマホゲームに夢中になっていると、近視進行のスピードは速まります。また、日中に外遊びの時間が長いと近視になりにくく、日中の外遊び時間が短かければ近視化は促進されます。 ❶太陽の下、よく遊びましょう。毎日1時間以上、屋外で適度な運動をしましょう。学校の休み時間,体育の時間、放課後を合計して、毎日1時間以上で近視化が抑制されます。❷筆記、読書、ゲームなどの近見作業20分毎に、外の遠い景色を20秒眺めましょう。❸特にタブレットやスマートフォンなど、デジタルデバイスを30㎝以内の距離で見つめると近視の進行が速くなります。30cm以上離して見るようにしましょう。

 

⭐️なぜ近視進行抑制治療が大切か

両親共に近視である場合、子供さんの近視はほぼ確実に進行し、重症化しやすいと考えられています。我々東アジア人(日本人、韓国人、中国人等)は疫学的に近視化し易い人種であることが明らかになっています。

大人になると近視自体が、生活が不便になるのみならず、緑内障や網膜剥離といった失明に至る疾患の危険因子であることがわかっています。近視は大人になってから予防することができません。それは近視が進むのは子どもの間のみだからです。眼鏡やコンタクトをすれば大丈夫ということではなくて、お子さんの近視は疾患であり、保護者と眼科医療が積極的に協力して、これ以上進行しないように治療をすべきものなのです。

近視抑制の治療は進歩しています。川崎眼科では最新の知見とエビデンスに基づいた近視抑制治療をご提案しています。学校の検診で眼科受診を勧められましたら川崎眼科にご相談下さい。

ほとんどの近視は目の長さ、すなわち眼軸長(目の奥行き)が伸びてしまう軸性近視です。いちど眼軸長が伸びてしまうと、元に戻ることはできません。眼軸長が非常に長い場合は、成人になってから近視が原因となる重篤な眼疾患の発生する頻度が爆発的に高いリスクとなります。マイナス6.0ジオプター以上の近視を、強度近視と呼びますが、強度近視の場合は近視がない目に比べて、緑内障になる確率が3倍、網膜剥離になる確率が12倍、近視性黄斑症になる確率が 845倍、失明する確率が87倍と言われています。このような疾患を予防するためには眼軸長を伸びないようにすることが大切になります。近視を予防する事は将来失明するかどうかにとって非常に大切な意味を持ちます。

⭐️斜視

一方の目が見る方向をきっちりと向いているのに、もう片一方の目は違う方向を向いている状態を斜視と呼びます。

目の機能的異常で生じるケースと、脳や全身疾患から生じるケースがあります。斜視を主訴に診察に来られたお子様に、眼科検査をすることで重篤な眼疾患、例えば、先天性白内障、小児緑内障、先天性緑内障、発達白内障、網膜芽細胞腫が発見されることがあります。お子様の場合は、このような病気がなかったとしても、視力や立体的にものを見る力の発達が悪くならないように、斜視は適切な時期に適切な治療を受ける必要があります。幼少期に目の異常を指摘されていなくても、疲労時に外斜視が顕著になる、間欠性外斜視が成人してから見つかる場合もあります。軽視されがちですが、輻輳すなわち注視しようと目を寄せる際に、目の負担が大きくなり、慢性的な眼精疲労の原因となります。

 

⭐️弱視 

小学校入学までの成長段階でモノを見る訓練をしていなかった目は視力が発達せず、眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正しても十分な視力が出なくなり、生涯にわたってモノを見る力が弱い、弱視となってしまいます。6歳までの視機能が発達する適切な時期に弱視治療を行い、視覚情報をうまく目から脳に伝達することが重要です。弱視治療は出来るだけ3歳までに開始するのが理想です。弱視検出が主な目的である3歳児検診は重要です。3歳児検診で弱視の疑いと指摘されれば、眼科を受診しましょう。適切な時期に適切な治療を開始できれば、小学校入学前に弱視治療を終了させることが可能となります。

弱視視治療は3歳児から治療開始するのが理想的ですが、6歳頃から開始しても十分な効果が得らることもあります。しかし8歳を過ぎると十分な治療効果は期待できません。早期発見のためにも、眼科の3歳児検診を受けることはおすすめです。両眼で鮮明に立体視ができるように回復させるためにも、早めの眼科受診を強くお勧めします。

⭐️流行性角結膜炎(はやり目)

アデノウイルスによって生じる炎症の強い角膜炎と結膜炎で、流行性角結膜炎と呼ばれています。感染力が非常に強いため、学級閉鎖になることがあり、完全に完治するまで登園や登校は禁止となります。手指を何度もしっかり洗う、眼や鼻をはじめ顔を触らない、タオルは一人一人分けるなどの対策を怠ると、あっという間に家族内でも流行性角結膜炎の感染が広まってしまいます。炎症をしっかり押さえる治療を行わないと、症状が落ち着く時期に免疫反応による角膜炎が生じて、角膜に小さな多数の濁りが生じ、視力低下やまぶしさを感じる原因になります。

川崎眼科では、流行性角結膜炎が疑われた場合、検査キットで迅速に診断を確定し、点眼剤を処方します。流行性角結膜炎がこじれると数か月以上の長い治療が必要になることがあります。ご家族での感染も生じやすいので、早めに受診ください 。

大阪府堺市美原区黒山1008番地 
ビバモール美原南インターメディカルゾーン2階
TEL:072-369-2272

9:00~12:00

15:30~18:30

※日曜日のみ14:00~17:00