
診療内容
日帰り白内障手術について
当院は総合病院のように多数の検査医療機器を取り揃えております。より正確な病状把握、適切な治療を行っております。
手術経験豊富で眼科医の手術手腕を熟知した川崎院長が、日本で白内障手術と硝子体手術トップレベルの手術スペシャリストの先生お三人を当院に招聘し、他のどこの眼科施設にも負けない最高の手術レベルを患者様に提供しております。
日帰り白内障手術後は定期検査にてフォローを行い、眼の健康を通じ、患者様のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)とQOV(クオリティー・オブ・ビジョン)向上に貢献致します。
※QOL(クオリティー・オブ・ライフ):生活の質
※QOV(クオリティー・オブ・ビジョン):視覚の質
当院の日帰り白内障手術の特徴
日帰り白内障手術に対する取り組み
当院の日帰り白内障手術では、エキスパートの眼科手術サージャンが執刀いたします。
患者様一人ひとりに個人差と難易度の差がございますが、どこの眼科で手術を受けるよりも良好な結果を出せる自信があります。
- 治療方針は患者様と相談の上で決めます。
白内障手術はしたくないが、他の治療を希望される方には白内障点眼治療の選択がございます。 - 白内障手術が希望の患者様は、しっかりとした術前検査の上で、患者様の病状を把握して、その上で手術の詳しい説明をいたします。
家族皆様でご理解していただきたいので、基本的に白内障手術の説明は、家族の方と一緒に聞いていただくようにお願いしております。 - メガネ依存度が少ない多焦点眼内レンズを選択された方の術後経過は単焦点の方よりも良好で評判が良いので、適応がある場合は術前にその説明もいたします。
- 前面のみならず後面も含めた角膜形状解析、眼底疾患の状態を把握した上で、お一人お一人の目にあった手術手技と眼内レンズ選択をすることで術後に良い結果をもたらすようにしております。
- すべての方が視力アップされますので、改善された視力を今後も維持させるよう、術後管理も怠りません。
白内障とはどんな病気?
眼の中には、カメラのレンズに当たる「水晶体」という組織があります。正常な水晶体は透明ですが、年齢や炎症等が原因で、水晶体が濁って白くなることがあります。
目の中にある水晶体(レンズ)が濁る状態を白内障といいます。
正常な水晶体は光をよく通しますが、水晶体が混濁すると光が十分透過しないので見にくくなります。水晶体は嚢(前面が前嚢、後面が後嚢)、皮質、核からなりますが、主に核と皮質が混濁します。
60歳代から白内障患者の数は急激に増加します。
瞳孔を大きくする散瞳点眼薬を入れて、水晶体の状態を定期的に写真を撮り、視力検査の結果と総合して白内障の進行を定期的に検査することができます。
一旦白内障になると水晶体の混濁が元に戻ることはありません。
そのため白内障が進行すると、混濁した水晶体を取り除き、人工レンズに交換する白内障手術が行われます。
白内障の症状
初期では混濁が軽度ですので、自覚症状に乏しく、徐々に進行するので気がつきません。進行すると濁りの程度や性状により、以下のような症状がでてきます。
- 視力低下
- 以前よりも眼精疲労を感じやすい
- 近視の進行
- ぼやけて見える
- 霧の中にいるように、かすんで見える
- 月が二重に見える
- 対向車の光がまぶしく感じる
- 明るい場所の方がものが見えにくい
■こんな症状はありませんか?
話しかけられた相手の顔がわからない。
まぶしくて見にくい。
メガネがあいにくく、疲れやすくなる。
相手の顔がぼやけて二重に見える。
白内障の原因
白内障の原因としては、水晶体を構成する蛋白質に変性が生じ、透明な水晶体が混濁することからとされています。
一般に、蛋白質には自己修復機能があり、年齢が若い間は異常が生じても自分で修復することができると考えられています。
ところが、年齢とともに自己修復能力が低下し、水晶体に酸化ストレスがかかると、蛋白質の自己修復機能が十分に機能せず、透明な水晶体が混濁してきます。水晶体が一旦混濁してしまうと、透明に戻ることはなくなります。
白内障のほとんどは老化によるものです
60歳以上の70%の方が老人性白内障になると報告されております。
80歳以上ではほぼ100%の方が白内障になります。
老化以外に糖尿病、アトピー性皮膚炎、先天性、ぶどう膜炎、放射線、紫外線、薬の副作用が原因として挙げられます。
白内障の治療方法
混濁した水晶体は元の透明性を回復することはできませんので、視力低下により日常生活や仕事に支障をきたすときは、手術治療をおすすめすることもあります。
白内障の予防
白髪が増えるのと同様で、白内障の発症と進行には年齢が関与します。歳とともに全ての人が白内障になると考えられます。
ただし、水晶体に対する酸化ストレスの発生を予防することができれば、白内障の進行を遅らせることは可能となります。
下記のような生活の注意点を守っていただくことも大切です。
- 太陽光、すなわち紫外線が眼に入るのを防ぐ
- 高血圧の対策
- 糖尿病の予防
- 野菜や果物を積極的に摂取
- 禁煙
- 抗酸化作用のあるサプリメント
- 外傷から目を守る
〇軽度の白内障の場合は視力に影響が少なく、点眼薬などによる進行予防が行われます。
白内障の検査
屈折検査・眼圧検査・視力検査・眼底検査・細隙灯顕微鏡検査・角膜内皮細胞検査・眼軸長検査・前眼部OCT・問診・血圧検査など
日帰り白内障手術ではどんな手術?
混濁した水晶体を吸い取り、代わりに人工レンズを挿入する手術です。
最近では白内障手術の手術時間は10分かかりませんので、患者様に負担の少ない手術です。
当院では通常の眼内レンズのみならず、多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズを用意し、患者様の希望と目の状態に合わせて眼内レンズを選択いたします。
術式は黒目近くの白目に2.2mm程度の小さな切開創(小切開自己閉鎖創による無縫合手術)を作り、水晶体の核を超音波で砕いて吸い取ります。皮質は超音波を当てずに吸い取り、水晶体の嚢のみを残します。その中に眼内レンズを挿入します。眼内レンズは一度入れると、交換の必要なく、一生使用可能です。
多焦点眼内レンズについては↓↓
多焦点眼内レンズ

白目に2.2mm程度の小さな切開創

水晶体の核を超音波で砕いて吸い取る

眼内レンズを挿入

眼内レンズ
日帰り白内障手術の費用
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単焦点眼内レンズ(健康保険適用の一般的な白内障手術)
当院では両眼手術の場合、できるだけ同一月で両眼の手術を行うように配慮いたします。
白内障日帰り手術(保険適用)
片眼 | 両眼 | |||
同月手術 | 別月手術 | |||
70歳未満 | 3割負担 | 約52,000円 | 約80,100円※ (還付後) |
約104,000円 |
70歳以上 | 1割負担 | 約17,000円 | 18,000円 | 約34,000円 |
2割負担 | 約18,000円 | 18,000円 | 約36,000円 | |
3割負担 | 約52,000円 | 約80,100円※ (還付後) |
約104,000円 | |
75歳以上 | 1割負担 | 約17,000円 | 18,000円 | 約34,000円 |
3割負担 | 約52,000円 | 約80,100円※ (還付後) |
約104,000円 |
高額療養費制度により1割、2割負担の方は窓口での支払いは月あたり18,000円が上限になります。
※…3割負担の方は収入により上限が変動します。多くの方の場合、80,100円を超した費用は請求手続きにより後日還付されます。
事前に保険組合などが発行する『限度額適用認定書』を当院の窓口に提出していただくと3割負担の方も窓口での支払いが上限額までとなります。
手術費用は確定申告時に医療費控除の対象になります。
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検査に係る費用(健康保険)
白内障術前検査 | |
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1割負担 | 1,200円〜1,400円 |
2割負担 | 2,400円〜2,800円 |
3割負担 | 3,600円〜4,200円 |
白内障術後経過観察 | |
---|---|
1割負担 | 450円〜800円 |
2割負担 | 900円〜1,600円 |
3割負担 | 1,350円〜2,400円 |

当院の日帰り白内障手術は白内障手術エキスパートが執刀しますので安心です。
乱視矯正もできて、遠くも近くも見えるようにすることが可能です。
術前に不安に思っていた患者様からは、痛みもほとんどなく、よく見えるようになる、もっと早くしておけばよかったと好評いただいております。
白内障に関わるご質問
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Q. 白内障の手術は、痛みはないのですか?
白内障手術は麻酔を行いますので、ほとんどの方は痛みを感じません。
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Q. 麻酔は局所麻酔で行うのですか?
点眼の麻酔薬のみで行うことのできる方もいらっしゃいますし、痛みに敏感な方には、眼球の周囲にも麻酔薬を少し加える場合があります。もし術中に疼痛あれば麻酔を追加いたします。
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Q. 遠くも近くもメガネなしで見える人工の水晶体があると聞いたのですが?
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Q. 手術後の運転はいつごろから可能ですか?
手術後の視力にもよりますが、メガネなしでも十分に視力が出ていれば可能と思われます。
但し、手術後しばらくは炎症もありますので、術後の診察を受けながら医師の指示にしたがってください。
当院での手術では一般的には術後5日目には運転再開できると患者様に説明しております。
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Q. 手術後の点眼はどんな役割があるのですか?
- 抗生剤点眼(傷口から細菌が入るのを予防)
- ステロイド点眼(抗炎症作用で良好な視力を保つため)
- 非ステロイド系抗炎症剤点眼(術後黄斑浮腫予防)
術後合併症が出ないように、点眼は必ず守ってください。
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Q. 白内障になるとどんな症状が出てきますか?
白内障になると、下記のような症状が出てきます。進行すれば視力が低下してきます。
- 視界がかすんで見える
- 以前より光のまぶしさが増す
- 矯正しても眼鏡があわない
- ぼやけて二重、三重に見える
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Q. 白内障は手術を受けないと見えるようにならないのでしょうか?
白内障は、メガネをかけて改善するものではなく、治療法として症状が進行していない場合には、点眼にて進行を予防し、経過観察を行うことになります。
ただし、点眼治療には限界があり、白内障が進行し、日常生活に不便をきたすようになりましたら、濁った水晶体を取り除く手術が必要です。
水晶体を取り除いた後は、網膜にピントがあわない状態になりますので、そこに水晶体の代わりとなる人工の眼内レンズを埋め込みます。白内障による視力低下のほとんどの場合は、きちん手術を受ければ効果的な視力回復が得られます。
堺市東区北野田15-1 ライフ北野田店1F
TEL:072-349-7475
月
火
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金
土
日
9:00~12:30
15:00~18:30
- ●休診日:土曜日午後、日曜日、祝日
- ●コンタクト処方は診察終了の30分前までにおこしください。
また、初めてコンタクトを使われる方は、まず一度診察におこしいただき、後日予約の上処方させていただきます。 - ●メガネ処方は予約制となっております。
※枠が空いている時は当日受診していただくことも可能ですので、受付にておたずねください。