診療内容

白内障手術について

総合病院のように多くの検査医療機器を備えており、より正確な病状の把握と適切な治療を行っております

数多くの手術経験のある川崎院長と、国内で白内障手術と硝子体手術のスペシャリストの医師による、高度なレベルの手術を患者様に提供しております。
手術はもちろん、日帰り白内障手術後は、定期的な検査を通じてフォローアップを行い、患者様の生活の質(QOL)と視覚の質(QOV)向上に貢献しております。

※QOL(クオリティー・オブ・ライフ):生活の質
※QOV(クオリティー・オブ・ビジョン):視覚の質

白内障手術の特徴|日帰り手術

  1. 短時間の手術で、手術後に歩いて帰宅いただけます。
  2. 手術を行う医師陣の手術技術については前述の通りです。
  3. 乱視が強い方には、乱視を軽減する手術を提案
  4. 緑内障をお持ちの方には、緑内障と同時に眼圧を下げる手術も行うことができます。
  5. 眼底疾患には網膜硝子体手術と同時に視力の向上を目指すことができます。
  6. 手術後のケアについては充実しており、患者様の安心をサポートいたします。

白内障手術に対する取り組み

当院の白内障手術は、エキスパートの眼科手術サージャンが執刀

  1. 治療方針は患者様と相談の上で決定します。
    白内障手術を希望しない方には、白内障点眼治療の選択肢もご用意しております。
  2. 白内障手術をご希望の患者様には、事前に詳細な検査を行い、病状を把握した上で手術について詳しく説明いたします
    患者様とご家族のご理解が得られるように、基本的に手術の説明はご家族の方もご一緒にお聞きいただくことをお願いしております。
  3. 多焦点眼内レンズを選択された方の術後経過は単焦点の方よりも良好で評判が良いので、適応がある場合は術前にその説明もいたします。
  4. 前面のみならず後面も含めた角膜形状解析、眼底疾患の状態を把握した上で、お一人お一人の目にあった手術手技と眼内レンズ選択をすることで術後に良い結果をもたらすようにしております。
  5. 改善された視力を維持させるよう、術後管理も怠りません。

白内障はどんな病気?

眼の中には、カメラのレンズに相当する「水晶体」という組織があります。通常、水晶体は透明ですが年齢や炎症などの原因で濁り、白くなることがあります。

この水晶体(レンズ)が濁る状態を白内障といいます。

正常な水晶体は光を効果的に通しますが、水晶体が濁ると光がうまく透過せず、視界が悪くなります。水晶体は前嚢、後嚢、皮質、核から成り立っていますが、主に核と皮質が濁ります。

60歳以上の人々において、白内障の患者数は急速に増加します

白内障の進行を定期的に検査するために、瞳孔を広げるための点眼薬を使用し、水晶体の状態を写真に撮って視力検査の結果と総合的に評価することができます。
一度白内障になると、水晶体の濁りは元に戻りません。
したがって、白内障が進行すると、濁った水晶体を摘出して人工レンズに置き換える白内障手術が行われます。

白内障手術

正常な水晶体と濁った水晶体

白内障、皮膚の濁り、核の濁り

 

白内障の症状

白内障の初期段階では、混濁がわずかなため、自覚症状がほとんどなく、ゆっくりと進行します。
進行すると混濁の度合いや性質によって、以下のような症状が現れることがあります。

  • 視力低下
    ものがぼやけて見えたり、文字が読みにくくなったりします。
  • 眼精疲労
    以前よりも目が疲れやすくなり、長時間の集中作業が難しく感じることがあります。
  • 近視の進行
    近くのものがますます見えにくくなることがあります。
  • ぼやけた視界
    視界がぼやけて、まるで霧の中にいるような感覚が生じることがあります。
  • かすんだ視界
    ものがかすんで見えたり、輪郭がぼやけているように感じることがあります。
  • 月が二重に見える
    月が一つではなく、二つの像として見えることがあります。
  • 対向車の光がまぶしく感じる
    夜間の運転中、対向車のヘッドライトがまぶしく感じることがあります。
  • 明るい場所の方がものが見えにくい
    明るい場所ではものが見えにくく、まぶしさを感じることがあります。

 

■こんな症状はありませんか?

 

話しかけられた相手の顔がわからない。

話しかけられた相手の顔がわからない。

 

まぶしくて見にくい。

まぶしくて見にくい。

 

メガネがあいにくく、疲れやすくなる。

メガネがあいにくく、疲れやすくなる。

 

相手の顔がぼやけて二重に見える。

相手の顔がぼやけて二重に見える。

白内障の原因

白内障は、水晶体を構成する蛋白質の変性により、本来透明な水晶体が濁ってしまうことが原因と考えられています。

一般的に、蛋白質は自己修復機能を持っており、若い頃は異常が生じても自己修復することができるとされています。

しかし、年齢とともに自己修復能力が低下し、水晶体に酸化ストレスがかかると、蛋白質の自己修復機能が十分に働かず、透明な水晶体が濁ってしまいます。一度水晶体が濁ると、透明に戻ることはありません。

白内障のほとんどは老化が原因です

60歳以上の方の約70%が老人性白内障になると報告されています。80歳以上の方では、ほぼ100%の方が白内障を発症します。

 


白内障の原因は、老化以外にも糖尿病、アトピー性皮膚炎、先天性、ぶどう膜炎、放射線、紫外線、薬の副作用が原因として挙げられます。

白内障の原因

白内障の検査

屈折検査・眼圧検査・視力検査・眼底検査・細隙灯顕微鏡検査・角膜内皮細胞検査・眼軸長検査・前眼部OCT・問診・血圧検査など

白内障の治療方法

混濁した水晶体は元の透明性を回復することはできませんので、視力低下が日常生活や仕事に支障をきたす場合は、手術治療をおすすめすることもあります。

白内障手術は、混濁した水晶体を取り除き、人工レンズで置き換える手順です。この手術は安全かつ効果的な方法であり、多くの患者さんが手術後に視力の改善を実感しています。

治療方針は患者様と相談の上で決定します。
手術以外の他の治療を希望される方には白内障点眼治療の選択がございます。

〇軽度の白内障の場合は視力に影響が少なく、点眼薬などによる進行予防が行われます。

点眼薬

白内障手術はどんな手術?

混濁した水晶体を吸い取り、代わりに人工レンズを挿入する手術です。
最近では白内障手術の手術時間は10分かかりませんので、患者様に負担の少ない手術です。

当院では通常の眼内レンズのみならず、多焦点眼内レンズ、乱視矯正眼内レンズを用意し、患者様の希望と目の状態に合わせて眼内レンズを選択いたします。

術式は黒目近くの白目に2.2mm程度の小さな切開創(小切開自己閉鎖創による無縫合手術)を作り、水晶体の核を超音波で砕いて吸い取ります。皮質は超音波を当てずに吸い取り、水晶体の嚢のみを残します。その中に眼内レンズを挿入します。眼内レンズは一度入れると、交換の必要なく、一生使用可能です。

 

多焦点眼内レンズについては↓↓
多焦点眼内レンズ

白内障手術・眼内レンズ1

白目に2.2mm程度の小さな切開創

白内障手術・眼内レンズ2

水晶体の核を超音波で砕いて吸い取る

白内障手術・眼内レンズ3

眼内レンズを挿入

白内障手術・レンズ

眼内レンズ

日帰り白内障手術の費用

単焦点眼内レンズ(健康保険適用の一般的な白内障手術)

当院では両眼手術の場合、できるだけ同一月で両眼の手術を行うように配慮いたします。

白内障手術(保険適用)

片眼 両眼
同月手術 別月手術
70歳未満 3割負担 約52,000円 約80,100円
(還付後)
約104,000円
70歳以上 1割負担 約17,000円 18,000円 約34,000円
2割負担 約18,000円 18,000円 約36,000円
3割負担 約52,000円 約80,100円
(還付後)
約104,000円
75歳以上 1割負担  約17,000円 18,000円   約34,000円
3割負担  約52,000円 約80,100円
(還付後) 
約104,000円 

 

高額療養費制度により1割、2割負担の方は窓口での支払いは月あたり18,000円が上限になります。

…3割負担の方は収入により上限が変動します。多くの方の場合、80,100円を超した費用は請求手続きにより後日還付されます。
事前に保険組合などが発行する『限度額適用認定書』を当院の窓口に提出していただくと3割負担の方も窓口での支払いが上限額までとなります。

手術費用は確定申告時に医療費控除の対象になります。

 

検査に係る費用(健康保険)

白内障術前検査
1割負担 1,200円〜1,400円
2割負担 2,400円〜2,800円
3割負担 3,600円〜4,200円

 

白内障術後経過観察
1割負担 450円〜800円
2割負担 900円〜1,600円
3割負担 1,350円〜2,400円

白内障は予防できる?

白内障の発症と進行には年齢が関与するため、白髪が増えるのと同様に、全ての人が歳とともに白内障になる可能性があります。

しかし、水晶体にかかる酸化ストレスを予防することで、白内障の進行を遅らせることができます。

以下の生活の注意点を守ることも重要です
  • 太陽光からの紫外線を遮る
    日差しの強い時間帯や屋外で過ごす際には、帽子やサングラスを使用するなど、眼を紫外線から守るようにしましょう。
  • 高血圧の対策
    適切な食事や運動、必要な場合は医師の指導の下での薬物治療など、高血圧の管理を行いましょう。
  • 糖尿病の予防
    健康的な食事、適度な運動、定期的な健康チェックなどにより、糖尿病の予防に努めましょう。
  • 野菜や果物の摂取
    抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれる野菜や果物をバランス良く食事に取り入れることが大切です。
  • 禁煙
    タバコの煙には有害な物質が含まれており、眼の健康に悪影響を与えることが知られています。
  • 抗酸化作用のあるサプリメント
    眼の健康に良いとされる抗酸化作用のあるサプリメントの摂取も検討してみることができますが、医師の指示に従って適切な摂取量を確認しましょう。
  • 目の外傷からの保護
    スポーツや作業時など、目に外傷が加わる可能性のある状況では、適切な保護具や安全対策を行って目を守りましょう。

白内障の予防や進行の遅延には健康的な生活習慣が重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠などを心がけましょう。
また、眼の疲労を軽減するために、長時間のデジタルデバイスの使用時には適度な休憩を取ることも大切です。

定期的な眼科検診を

定期的な眼科の検診も白内障の早期発見に役立ちます。当院では眼科専門医が視力検査や眼底検査などを行い、白内障の兆候を見逃さないようにします。

当院の日帰り白内障手術は白内障手術エキスパートが執刀しますので安心です。
乱視矯正もできて、遠くも近くも見えるようにすることが可能です。
術前に不安に思っていた患者様からは、痛みもほとんどなく、よく見えるようになる、もっと早くしておけばよかったと好評いただいております。

白内障手術に関わるご質問

堺市東区北野田15-1 ライフ北野田店1F
TEL:072-349-7475

9:00~12:30

15:00~18:30

●休診日:土曜日午後、日曜日、祝日
●コンタクト処方は診察終了の30分前までにおこしください。
また、初めてコンタクトを使われる方は、まず一度診察におこしいただき、後日予約の上処方させていただきます。

●メガネ処方は予約制となっております。
※枠が空いている時は当日受診していただくことも可能ですので、受付にておたずねください。