診療内容

黄斑円孔とは

特発性黄斑円孔 idiopathic macular hole

健康的な人に起こり、視力が突然低下して見ようとする中心部がよく見えません。人の顔を見ると鼻の辺りがゆがんだように見えるのが特徴です。
この病気は80%が女性で、中年以降、特に65〜70才に多く発生します。


黄斑円孔とは、物を見る中心である黄斑部網膜の中心が欠けて無くなってしまう病気です。円い孔があいたように見えるので円孔といいます。これとは別に強い眼球打撲で黄斑円孔ができたものを外傷性黄斑円孔といいます。

黄斑円孔の原因

この病気の発生には体質(遺伝)が関係しています。生まれつき中心窩網膜と硝子体との癒着が強い人では、老化によって後部硝子体剥離が発生するとこの部の網膜が引きちぎられてなくなってしまうのです。

黄斑円孔の治療

治療法として硝子体手術を行います。

網膜に付いている硝子体を切除して・硝子体による牽引を切除し、内境界膜という網膜の一番内側の膜を剥離除去します。その後眼球内に気体を注入します。手術後、顔を俯きにする姿勢をとって、気体で円孔周囲の網膜を眼球壁に押し付けるようにすると網膜が引っ付いて円孔が閉鎖します。完全に円孔が閉鎖すると眼底鏡で見ただけではわかりません。視力も向上し、早期に手術すると1.0以上の視力が得られます。

円孔のふさがる率も年々向上し、現在では一回の手術で95%以上です。

 

[硝子体手術の成績]

0.5以上の視力が得られる割合は約30%といわれています。術前に視力が0.1以上のもの、円孔が小さいもの(少なくとも0.3乳頭径以下)、発生後間のないもの(少なくとも1年以内)、70才未満の人では成績が良いといわれています。

 

[切迫黄斑円孔(1期)に対して予防的に硝子体手術をすべきか]

切迫黄斑円孔が全層孔に進展する割合は、手術をしてもしなくても5年で約40%ですから、積極的には手術をしないというのが一般的な意見ですが、最近の手術技術の進展によって手術をすべきという意見もあります。ただし、他眼に全層孔がある人では80%以上が全層孔に移行するので、手術した方が良いと考えられています。

[網膜剥離への進行]

普通の人では黄斑円孔があっても網膜剥離はまず起こりませんが、強い近視の人では起こりやすいので注意が必要です。網膜剥離が発生すると中心部の暗点が広がります。

黄斑円孔による網膜剥離

これは物を見る中心である黄斑部網膜の中心に円形の孔ができ、眼の中の水(液化硝子体)が、この孔から網膜の下へ入り込んで網膜が剥離する病気です。
初めは、中心部網膜の剥離ですから中心部だけが見えないのですが、剥離の範囲が拡がると見えない部分が拡がってついには全体が見えなくなります。
この病気は50才代の強度近視で特に後部ぶどう腫のある女性に多い病気です。

原因

硝子体な年をとると変形して収縮しますが、硝子体と黄斑部網膜とに癒着がある人では硝子体が収縮するときに中心窩網膜が引きちぎられて円孔ができます。

治療

硝子体手術を行って網膜を引っ張っている硝子体を切除し、眼球内へ気体を注入します。その後、うつ伏せに寝てもらって気体で剥離している網膜を眼球壁に押し付けて網膜をひっつけます。気体は軽くて上へあがりますからうつ伏せに寝ると丁度中心部網膜を眼球の後の中心へ押し付けます。硝子体を切除したあとには涙のような液体(房水)で眼内は満たされます。

結果

手術によって網膜剥離が治っても物を見る中心窩がなくなっていますから、よい視力は出ません。メガネをかけて0.1の視力が得られれば良い方です。中心部以外は正常に見えるようになりますから、手術前より明るく見えます。

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